こんにちは!BETTER BICYCLES尾道店です。
今回は、当店レンタサイクルをご利用の方に一番人気のコース「尾道~瀬戸田サイクリング」を徹底紹介いたします。
大変ありがたいことに当店のレンタサイクルをご利用の方が「ブログ見てきました」と仰ってくださり、かなり多くの方に見ていただけているということで、今回は2024年の最新バージョンに更新しようと思います。
お店も増えたりしているので立ち寄りスポットの参考になれば幸いです。
・尾道~瀬戸田サイクリングコースが人気なワケ
①なんといってもコレ!片道35㎞を頑張れば、帰りは優雅にフェリーで尾道まで戻れる。
②見どころいっぱいの瀬戸田(生口島)までの道のりは比較的平坦で初心者にもやさしい。
①に関しては本当にコレが最強の理由でしょう。サイクリングで一番辛い時間は何といっても折り返してから戻るまでの時。行きはよいよい帰りは…とは良く言ったもので、熟練サイクリストでも帰路は結構辛いです。目的地まで行くときはワクワクしながら元気いっぱいですが、帰り道になると途端に元気がなくなるものです。
その点、瀬戸田には尾道まで直行してくれるフェリーがあります。料金は1,800円(電動アシストは1,900円)かかりますが、行きはヨイヨイだけで帰れるのは本当にありがたいですね。サイクリング経験の少ない方でも約35㎞のライドを完走して、このルートで無事戻られています。瀬戸内クルージングも楽しめて2度おいしいです。
②について、しまなみ海道って何となく平坦っぽいイメージがありますが、実は島と島を繋ぐ橋までの道は上り坂です。例えば向島から因島に向かう場合、平均3%の勾配を1㎞登る必要があります。これが各橋を渡るたびに必ずあるのです。。。普通に尾道~瀬戸田を往復すると、橋までの上り坂を4回登らないと帰れません。しかしフェリーを使うと2回で済むのです!平地はそんなに問題ないけど、上り坂はたいていの方が嫌ですよね。
・尾道渡船からスタート
というわけで前置きが長くなりましたが人気のコースをご紹介!まずはBETTER BICYCLESからスタートです。
海沿いの倉庫のような(元倉庫ですが)建物の2階にBETTER BICYCLESがあります。
今回のサイクリングは、当店併設のONOMICHI SHAREをよくご利用されているライターの岡本さんとご一緒させて頂きました。普段自転車に乗らない岡本さんには当店人気の電動アシスト「JETTER」をご利用いただきます。
身長152cmの岡本さんにはSサイズのJETTERに乗ってもらいました。
クロスバイクタイプでとっても軽快に走ってくれるPanasonicの電動アシスト自転車です。
自転車の準備ができたら、ベタバイから約200mのところにある尾道渡船乗り場に向かいます。
しまなみ海道は島の間の橋を渡ることが可能ですが、向島に行く時のみ渡船がおすすめです。
距離も短いし、待ち時間は5~10分です。
フェリーが到着したらチリンという音を合図に乗船。
チケットはありませんのでそのまま乗っちゃってください。
乗船後に料金110円をスタッフさんにお支払いします。
お釣りももらえるのですが、なるべく小銭を用意した方がスムーズです。
・向島サイクリング
島に渡るとブルーラインという青い線が見えてきます。
こちらを辿っていくとしまなみ海道サイクリング推奨ルートを走れるようになっているので安心。
当店でも配布している「しまなみ海道サイクリングマップ」に掲載されている青い線と同じルートに
このブルーラインが引かれています。
そして尾道渡船を使ってブルーラインに沿ってしばらく進むと、全国的にも有名な「後藤飲料水工業所」があります。
こちらでは向島で作られるドリンクで、レトロな瓶でオリジナルのサイダーをいただくことができます。
スタートしてすぐですが、ここでしか味わうことができない飲み物はかなりおすすめです。
後藤さんのあと、しばし向島の中心地を走ります。
このあたりは交通量も多いのでちょっと注意。
キープレフトでマナーを守っていれば、島のドライバーさんは皆サイクリストに優しいですよ。
渡船を降りてから約5㎞ほどブルーラインに沿って走ると、急に島感あふれる景色が広がります。
赤い橋はお隣岩子島へ渡る向島橋。この橋は渡らなくてもOKですが。。。
頑張って橋の上に行くと、空撮したみたいな写真が撮れます。
グループライドの時などいい写真が撮れると思います!
岩子島の橋を通り過ぎてしばらく走ると、大人気のカフェ「tsubuta SANK!」さんに到着。
地元食材を使った美味しいアイスが大人気です。
ロケーション抜群のお庭でアイスをいただくことができます。
しまなみのブルーラインに沿って走れば必ず通る場所なのでぜひ立ち寄ってみてください。
再びブルーラインに沿って走れば、気持ちの良い海沿いのルートが始まります。
そして目の前にはこれから渡る因島大橋が見えてきます。
休憩の後、更に進むこと数分、向島屈指の人気エリア立花に到着。「立花食堂」をはじめ、「70cafe」、「WILLOWS NURSERY」などカフェや飲食店が並んでます。時間に余裕があれば立ち寄ってみて下さい。
立花食堂さんを過ぎるとすぐにブルーラインが左折しなさいと指示。
気付かず通り過ぎちゃう方も散見されますので注意してくださいね。
「因島大橋」の看板も出てますよ。
そしてここから冒頭②で説明した上り坂が始まります。
1.1kmとちょっと長めの坂ですが、電動アシストなら無問題。
普通の自転車の方は一番軽いギアにして、足をくるくる回すようにペダルをこぐと比較的楽です。
ぐっと我慢の1.1㎞が終わると、登ってきた高さに驚くでしょう。先ほどまで走っていた道がずいぶんと遠くに見えます。
因島大橋は車道の下を通ります。青空は見えませんが、鉄骨フェチの方にはこの景色たまらないのでは。
道は狭いので写真撮影時には十分注意してくださいね。
・因島サイクリング
スタートして約13㎞で因島上陸!ここで立ち寄るべきスポットは「はっさく屋」。因島名物となったはっさく大福をゲットしましょう。
お店は橋を渡った後の坂道を下り、赤い〇の「白い恐竜」が見えたら横断歩道のあるT字路を右折です。
曲がった先は坂道なので、早めに軽いギアにチェンジしときましょう。距離は短いですよ。
上った先に見える建物が「はっさく屋」さんです。
はっさく大福はご覧の通りリアル八朔が中に入っていて、白餡と八朔のコンビネーションが最高。
こちらで作っているので、持ち帰りよりもジューシーなはっさく大福を堪能できます。
そして先ほどの恐竜がいる公園には、とてもおしゃれなカフェ「SEABRIDGE」があります。
時間に余裕のある方は窓辺の席でのんびり過ごすのもあり。
海外のサイクリストがくつろいでいる様子はめちゃくちゃカッコよかったです。
写真撮影&休憩が終わったら再びブルーラインに沿ってライドします。ここから暫く立ち寄りスポットが無いので、しばし島の風景を楽しみつつペダルをこぎましょう。途中、距離が短いが上り坂ありのルートか、少し距離が長くなるけど坂道少なめルートの分岐があります。どちらを選んでも次の生口島へ到着します。今回は距離長めの外周ルートを選びました。
スタートしてから約20㎞、全国的に有名な万田発酵さんのテーマパーク「HAKKOパーク」に到着。
カフェや海沿いのデッキ、そしてヤギがお出迎えしてくれます。
スタートして約23.5km、因島の中心地に近づいてきます。そして目の前にはこれから渡る生口橋が見えてきます。この近くのファミリーマートが休憩にオススメ。なぜって、サイクリスト向けの休憩スペースがあるからです。
時間帯によってはガンガン日当たり良いですけど、テーブルとイスがあるのはありがたいです。
こちらの生口橋の近くにかなりうすすめのラーメン屋さんがあるのでご紹介。
橋を通過してすぐ、島のめん屋「たくま商店」さんがあります。
ブルーライン沿いのお店なのでこちらも必ず通る場所になります。
こちらのお店で一番人気が鶏塩そば。
尾道ラーメンはもう食べちゃった人にはこちらがおすすめ。
あっさりとしつつも、しっかりコクのあるスープが疲れた身体に沁みます。
シメの茶漬けご飯は追加必須。
たくま商店さんを出発して、またしても見逃しそうな看板が出てきます。ここを左折しましょう。
看板が木に隠れて見えにくい仕様なので、ここ通り過ぎちゃう人かなり多めです。
因島に渡るときと同様、橋までのアプローチは緩やかな坂道。
体力に自信のない方は電動アシストでいきましょう。
普通の自転車の方は軽めのギアで上りましょう。
生口橋は高速道路の横を通るので、空と橋の美しい景色を楽しめます。
クルマだと一瞬で終わってしまう橋の上も、自転車ならば存分に堪能できます。
遠くにはゆめしま海道も見えます。
しまなみ経験者の方はぜひゆめしまにも行ってみてください。
・生口島(瀬戸田)サイクリング
スタートしてから約27km、ついに最終目的地の生口島(瀬戸田)に到着。島の名前は生口島で、島の中心地である北側が瀬戸田町なので大抵の方が瀬戸田という名前で呼んでるような。なので瀬戸田と呼びます。
ここまで色々なグルメを紹介してきましたが、
うっかり何も食べてないやという方は橋のたもとにあるセブンイレブンで補給可能です。
プライベートでサイクリングするときはここでよく休憩しています。
コンビニを後にして、しばし海岸線を西へ。
晴れていると海と空が本当に綺麗なんです。
工場や学校の側をしばらく走ると、瀬戸田の人気店「ドルチェ」さんの看板が見えてきます。
瀬戸田名物レモンをはじめ、様々な美味しいジェラートを頂けます。
昼過ぎにここを通ると大勢のサイクリング客でにぎわっておりますよ。
再び走り出し、スタートから約33㎞。瀬戸田の中心地に入ります。もうゴールの瀬戸田港まであと僅か。この周辺には数々の観光スポットがあり、中でも屈指のインスタ映えスポット「未来心の丘」がある「耕三寺」に到着!
晴れの日はまぶしくて目がくらんじゃう未来心の丘は一見の価値あり。2~3時間かけてじっくり散策してみてください。
そして私のお気に入りはレトロな「しおまち商店街」
古い町並みに、カフェや飲食店が並びます。
岡哲商店さんでコロッケ購入
ここはピークの時に行くとかなりの行列になるそうです。
玉木商店さんのローストチキン
元同僚がはじめた美味しいイカ屋さん「食堂あおり」
ひいき目無しでイカの概念が覆るほど美味しいですよ。予約必須です。
サイクリストのオーナーさんが営む「Cafe VIA」
最近はオリジナルのジャージやTシャツなどのアパレルがとっても人気。
商店街の西端にはホテル&カフェ「SOIL setoda」があり、どのカフェに行こうか迷ってしまいました。
今回は2024年3月にオープンしたての「ボナプール楽生苑」でみかんジュースを頂きました。
このみかんジュースめちゃくちゃ美味しいのでぜひお試しいただきたいです。
スタートから約34.5km。ここが今回のしまなみサイクリングのゴールとなります。
ここまでの走行時間は1時間48分。平均時速は18km/hぐらいでしょうか。
尾道をスタートして、休憩や写真撮影をしつつ約3時間で到着しました。
・尾道まで快適クルージング!
しばらく港で待機していると、真っ黄色のシトラス号が到着。
この日は平日なのでこのシトラス号に乗ります。土日祝日にはラズリというサイクリスト向けの船にも乗れます。
運行カレンダーや時刻表はこちらをご確認下さい→「瀬戸内クルージング」
船のデッキに自転車を乗せて、いざ尾道に戻ります。
気持ちの良い風が船内を抜け、瀬戸内の穏やかな海をクルーズしていきます。
・尾道到着
出航してから約45分ほどで尾道に到着。見慣れた風景が見えてきます。
人気スポット「ONOMICHI U2」も見えますね。
これにて尾道~瀬戸田サイクリングは終了。
6時間もあればおすすめスポットを巡りつつ、しまなみサイクリングを堪能できるのではないでしょうか。
瀬戸田港からの運航時間に合わせれば効率よく観光することも可能です。
まだしまなみサイクリング未経験の方、ぜひこのブログを参考にライドしてみて下さい。
このルートならきっとサイクリングを存分に楽しめるはずです!
BETTER BICYCLESにお越し頂ければルートのご案内もさせて頂きますので、お気軽にご来店下さい。
体力に自信のない方には電動アシストもおすすめです。
今回初めてのしまなみサイクリングにチャレンジした岡本さんも、最後まで全然平気!とのこと。
皆さまのお越しをお待ちしております。
サイクリングルートはこちら
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