こんにちは。

BETTER BICYCLES福山です。

前回の続きです。

まだ①を読まれていない方は、こちらを。

当店では一番売れているといっても過言ではないtokyobikeについて

改めてサイクリストではない、一般目線で記事にしてみようかと思います

 

トーキョーバイクの良い部分①「乗り心地が良い、しなやかな走り」という部分について

クロモリという素材をフレーム(自転車のボディにあたる部分)に採用していることが大きな理由です。

トーキョーバイクの大人用モデルの「MONO」「LEGER」「26」「BISOU」「CALIN」「SPORTS 9S」「CS」などは

フレーム素材が、鉄の1種であるクロモリといわれるものが使われていて(ここではクロモリについては深堀りしません。あくまで一般目線)

昔はヨーロッパのロードレース向け自転車にも使われていたこともあり、現在でも日本の競輪のフレームはクロモリという素材でできています。

ものすごく簡単にいうと「良い鉄」。

 

ママチャリと呼ばれる軽快車には、SPC材やSS材と呼ばれるものが多く使われていたと思いますが(自転車開発担当時代の記憶)

廉価なものは廃棄物などを混合させた鉄が使用されているケースもあるようで、

ママチャリのフレームは正直なところ、最低限の品質のパイプで壊れにくさ(乗車時ではなく、振動試験にて)のみを

重要しして作られているので、肉厚もあり太いパイプが用いられるため、どうしても重くなってしまっています。

使いやすさや快適性ではなく、乗り物という観点ではなく、商品としての品質が重視されているわけです。

 

では高価なママチャリ、軽快車はというと、国内メーカーの一部のものを除いてですが(それでもほんの一部)

高いフレームを使用しているからではなく、安いフレームのまま、カゴやライト、変速機などの装備が増える、グレードがあげるから

価格が上がっているわけです。

つまり装備が増えれば、より重くなるのは当たり前で、高価なものほど重い自転車に仕上がります。

全体のバランスや組み上げた自転車本体としての乗り心地を勘案されず

壊れにくさを重視した重いフレームに、壊れにくさを重視した重いパーツが付けられるので

自転車としても重くなり、消耗品は劣化しやすく、結果、乗り物としては、乗り心地の悪い自転車になってしまいます。

 

トーキョーバイクに話を戻しますが

クロモリ(簡単にいうと良い鉄)と呼ばれる素材を使いつつ、肉厚や太さを調整して、街乗り向けの柔らかくしなやかに仕上げているのが

トーキョーバイクのフレームです。

壊れにくさはもちろん担保された上で、走りの速さではなく、乗り心地の良い、快適なフレームに仕上げられています。

これを言葉で説明するのは難しいものですが、とにかくしなやかで乗り心地が良いです。

※ロードバイクなどのサイクリングを趣味とされている方にとっては、しなやかすぎるかもしれません。

 

「しなやかと」は、ショック吸収性やクッション性の優れたものというわけではなく、

ペダルに力を込めやすい、漕いでも疲れづらい、楽に進ませることができる、という意味です。

※例えば靴底の柔らかいシューズは、足の運びにあわせて変形しながら、歩くことができると思いますがその感覚に近いと思います。

体重が軽く、力も強くない女性が漕いでも、その違いは実感できると思います。

 

TOKYOBIKE 26

tokyobike の代表的なモデル 「tokyobike 26」

一般軽快車に使われるボスフリー式のギア、ホイールではなく、

スポーツバイクと同じカセット式を採用しているので

サイクリングでも使いやすいギア比で加速も良く、なめらかな変速が可能

 

 

 

 

 

 

当店でトーキョーバイクを試乗してもらった際、

ほとんどの方が、「軽い!」「乗りやすい!」とおっしゃられます。

 

肩ひじ張らず、トーキョー(まちなか)での乗りやすさに特化しているフレームは

スポーツ自転車のような形状に見えるかもしれませんが、

「スピード」「加速」ではなく、「乗りやすい」「乗って軽い」「乗って心地よい」性能を発揮してくれます。

トーキョー(まちなか)に特化しているフレームは、走行性能も高いため

スポーツバイクほどではないにしても、サイクリングの相棒としてもおすすめできるレベルに仕上がっています。

 

スポーツバイクに求められる「固い」フレームはフレームの剛性が高く、パワーに対して推進力を得やすい反面、疲れやすいと言われます。

スポーツバイクに求められる軽さや固さのあるアルミフレームは、

見た目も太くなりスポーティには仕上がるものの、カジュアルで街中に溶け込むデザインにはなりづらいことが多いです。

止まって走ってを繰り返し、荒れたアスファルトのある街中では、しなやかで乗り心地の良いクロモリフレームの方がおすすめです。

 

フレームの設計も、トークリアランス(ペダルに足を置いたときのつま先と前輪のクリアランス)が広めにとられており

スポーツバイクにありがちな、ハンドルを切った際に前輪につま先があたりにくくなっているのも

トーキョバイクのフレームの大きな特徴です。

※交差点などでハンドルを切って曲がることも多い街中において

大きくカーブするようなサイクリングコースを走る前提となっている一般的なスポーツバイクでは

つま先が前輪にあたってしまうこともあります。

 

左:ロードバイクのクリアランス  右:トーキョバイクのクリアランス

    

 

またフレームが低重心になっているので

乗りやすい高さにサドルを設定しても、地面に足が付きやすくなっているのも街中ではうれしいですよね。

 

トーキョーバイクのフレームは、ただの見た目だけのオシャレ重視なだけではなく

素材、設計ともに、トーキョー(街中)で、快適に使いやすいようなこだわりが詰まっている

街中最強自転車であると思います。

 

とにかく一度乗ってみてもらうのがおすすめですよ。

ぜひ店頭でお試しください。

 

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